夜、眠る前にちょっと一杯飲みたいけれど、肴は何にしようか。凝ったおつまみをわざわざ作る体力はないし、小腹は空いているけれど、炭水化物をがっつり食べるほどではない──。そんなふうに悩んだ日には、「味噌汁」という選択をしてみるのはどうだろうか? 

具沢山に仕上げた味噌汁は、意外にもお酒の良きパートナーになる。お子さんやお酒を飲まない人のいるご家庭では、白いごはんや塩にぎりと合わせるだけで、立派な晩ごはんにもなるだろう。

「お味噌汁はあくまでも『ごはんの添え物』のイメージが強いと思うのですが、昔のように毎日毎食きっちりと一汁三菜を揃えることが大変になってきている現代では、具沢山のお味噌汁とごはんがあるだけでも十分に豊かな、家族みんなが喜ぶような食卓になると思います」。そう語るのは、料理家/フードコーディネーターとして活躍する脇田朋子さんだ。

大のお酒好きで唎酒師の資格もお持ちだという脇田さん。今回は「麦焼酎に合わせたい味噌汁」というテーマで、新作の味噌汁を一品考案いただいた。

脇田さんに玄海酒造の麦焼酎「壱岐グリーン」を試飲いただくと、「麦焼酎というと癖がなく、あまり個性も強くない印象があったのですが、この『壱岐グリーン』は米麹が多いこともあってか、やさしい甘みと香ばしさをしっかりと感じますね。それでいて引きはすっきりしている。お味噌汁のような温かい料理と合わせるときには、シンプルなお湯割りや水割りにすると特に麦の香りを楽しむことができそうです」とのご感想が。壱岐焼酎の味わいも踏まえた、とっておきの「おつまみ味噌汁」のレシピを紹介しよう。

 

■鶏肉とさつまいもと焼き葱の胡麻味噌汁

 

【材料】2人前
・鶏もも肉 1/2枚(約140g)
・長葱 1/2本
・さつまいも 小1本
・油揚げ 1枚
・ごま油 大さじ1/2
・水 440ml
・和風顆粒だし 小さじ1
・味噌 大さじ1.5~2  
 ※味噌はメーカーによって塩分が違うので調整してください
・白すりごま 適量
・青ねぎ小口切り 適量

【作り方】
1, 鶏もも肉はひと口大、長葱は3~4㎝長さに切る。

2. さつまいもは7~8㎜厚さの輪切り、油揚げは縦半分に切り2㎝幅に切る。

3. 鍋を中火で熱し、ごま油を入れ1を加えて焼き色がつくまで炒める。

4. 鍋に2と水、和風顆粒だしを加え、さつまいもが柔らかくなるまで6~8分煮る。

5. 味噌を溶き入れて器に盛り、白すりごまと青ねぎ小口切りをかける。

【ポイント】
軽く焼き目がつくまで具材を炒めることで、ごま油の風味と食材の旨味を引き出せる。味噌はシンプルな豆味噌はもちろん、麦味噌などの甘めの味噌を使ってもさつまいものやさしい味が引き立つ。さつまいもがない場合は里芋やじゃがいも、長芋などの芋類、根菜類に置き換えても美味しく頂ける。

おつまみとして楽しめる味噌汁をつくるコツを脇田さんに尋ねると、「具材はふだんよりやや大きめに切って食べごたえを出すこと、肉や魚、お揚げのような油っ気のある食材を使って旨味を足すこと、それから、ちょっとしたアクセントになるものを最後に入れることでしょうか。今回のお味噌汁は仕上げにすりごまを入れているのですが、柚子胡椒や豆板醤、七味など、“味変”も楽しめる調味料を用意しておくと、お酒のお供として飽きずに楽しめるお味噌汁になるのではないかと思います。

今回のお味噌汁の場合、個人的にはすだちを最後にひと絞りするのがおすすめです。焼酎に入れてもとっても合いますし、お味噌汁に柑橘なんて意外だと思われる方もいるかもしれませんが、さつまいものような甘みのある食材はきりっとした酸味とすごく相性がいいんですよ。

けれど、どれだけざっくり作っても失敗しないのがお味噌汁のいいところですからね。疲れていて食材をていねいに炒める気力もないな、というときには最初から顆粒だしを入れてお鍋を煮立ててしまってもいいですし、たとえば冷蔵庫のなかにソーセージが2本だけ余っていた……なんてことがあれば、そういった食材もばんばん入れていただいていいですし。ぜひ自由に作ってください」と頼もしいひと言が。

どんな食材でも受け入れてくれる懐の深さが味噌汁の大きな魅力。今晩は肩の力を抜いて、冷蔵庫に眠っている食材も気の向くままに使いつつ、晩酌のお供に一杯の味噌汁を合わせてみてはいかがだろうか。

 
【今回の焼酎】
本記事で脇田さんに飲んでいただいた麦焼酎「壱岐グリーン」はコチラ

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晩酌の肴はこの一杯だけでいい。料理家が教える、麦焼酎に合う「至高の味噌汁」レシピ

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