一日を締めくくる晩酌の時間。いつもは出来合いのおかずをつまみにビールやチューハイを飲むのが定番だけれど、きょうはちょっと渋めに麦焼酎が飲みたい──。そんな気分の日は、せっかくなら、すこしだけこだわってお手製のおつまみを作ってみてはどうだろう。

とはいえ、いいお酒を前にして一時間もキッチンに立つのはつまらない。ひと品一五分以内でできる手軽かつ美味しいおつまみの作り方を、フードコーディネーターの笠原知子さんに教えていただいた。

大のお酒好き、料理好きが高じてフードコーディネーターになったという笠原さん。これまでに考案されたレシピはおつまみを中心にさまざまで、千品近くにもなる。麦焼酎発祥の地である長崎県壱岐島の本格麦焼酎、壱岐スーパーゴールドを試飲していただくと、「樽の香りがとても華やか。すっきりした味わいなので、ずっと飲み続けられそうですね」とのこと。

夕食の献立は「なにを食べたいか」ではなく、「なにを飲みたいか」を中心に考えるのが笠原さん流。今回は、麦焼酎の味わいが引き立つ料理というテーマで、オリジナルのおつまみを三品考案いただいた。

 

■カリカリ豚肉と豆苗のすだちドレッシングサラダ

 

【材料】2人前
・豆苗 1/2袋
・豚バラ肉 100g
・紫玉ねぎ 1/8個
・すだち 2個

A)酢 小さじ1
A)醤油 小さじ1
A)砂糖 小さじ1/2
A)オリーブオイル 小さじ2
・塩胡椒 適量

【作り方】
1. 豆苗は根本を切り落とし、3等分に切る。
2. 紫玉ねぎは薄切りにして水にさらし、水気をしっかりととる。
3. 豚肉に塩・胡椒少々を振り、カリカリになるまでフライパンで弱火でじっくりと焼く。焼き上がったらキッチンペーパーに乗せて油を切り、1センチ幅に切る。

4. すだちはごく薄く6枚切りにし、残った部分は果汁を搾っておく。Aの材料とすだちの果汁を混ぜる。

5. 豆苗、紫玉ねぎ、豚肉、すだちをドレッシングで和え、器に盛りつける。

【ポイント】
あっさりとした麦焼酎の水割りに合わせたい、すだちの香りとカリカリ豚肉の食感がアクセントのサラダ。豚肉を焼くときは油を引かず、じっくりと弱火で10分ほどかけて両面をカリッとさせる。

 

■イカとたらこの柚子胡椒和え

 

【材料】2人前
・イカ(刺身用) 100g
・たらこ 40g
・柚子胡椒 小さじ1/2
・日本酒 小さじ1/2

1. たらこは薄皮をとり除く。イカは日本酒を振り、軽く混ぜる。
2. イカ、たらこ、柚子胡椒の半量(小さじ1/4)を和える。

3. 器に盛りつけ、残りの柚子胡椒を上に乗せる。

【ポイント】
火も使わず、5分ほどで作れてしまうお手軽おつまみ。柚子胡椒のぴりりとした刺激は麦焼酎のロックと相性抜群。

 

■なすの梅味噌だれ

 

【材料】2人前
・なす 2本
・梅干し 2個
・青じそ 3枚

A)味噌 小さじ2
A)みりん 小さじ2
A)醤油 小さじ1/2
A)はちみつ 小さじ1
A)おろしにんにく 少々
・ごま油 大さじ1
・炒りごま 適量

【作り方】
1. なすは縦に6等分に切る。

2. なすの水気をとり、ごま油を絡め、ふんわりとラップをして電子レンジ600Wで3分30秒加熱する。

3. 梅干しを叩き、Aの調味料と混ぜる。
4. なすを3のたれで和え、千切りにした青じそを乗せ、炒りごまを振る。

【ポイント】
味噌は、お使いのものによって量を加減してOK。アツアツはもちろん、冷えても美味しく頂けるのもうれしい。麦焼酎のお湯割りがよく合う一品。

 
 

「麦焼酎は香りのよさとクセのなさが特徴。麦焼酎を飲む日には、あっさりとしていながらも香りが活きるようなおつまみを合わせたいですね」と笠原さん。
今回ご紹介いただいたレシピは、どれも手軽でありながらすだちや柚子胡椒、青じそなど香りが華やかなものばかり。晩酌のメニューに迷ったら、ぜひご家庭で再現してみてほしい。

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家飲みの夜に作りたい、麦焼酎に合う三つの絶品おつまみレシピ

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